残ったおにぎり3個のはなし・・・今、あるがままの幸せ・・・

私はおにぎりを10個持って、毎朝出かける。しかし、昼食時になると、毎日決まって7個ドブに落としてしまうんだ。泥にまみれた7個のおにぎりを眺めながら、私は毎日、恨めしそうにつぶやく『なんて俺は不幸なんだ!この世に神も仏もないじゃないか!せっかく10個持ってきたのにタッタ3個しか残ってないじゃないか! 』 
そうつぶやきながら、帰ってこないおにぎりのことばかりを考え、毎日暗い人生を過ごしていた。しかし、ある時、気づいたんだ。『チョット待てよ!全部落としていたらどうだろう』そう考えると3個残ったことが有難かった。『まだ3個も残ってるやないか』 そう考えた途端に、残っていた3個のおにぎりが輝きはじめ、感謝の気持ちで心はいっぱいになった。『もう3個しか残っていない』というのと『まだ3個も残っている』というのは、同じ事実をどう考えるかだけの違いだ。しかし、ここが『幸せ』と『不幸』の分かれ道なのだ。そして、それを決めるのは、他ならぬ自分自身だ。悔しい事実から完全に逃れることは無理としても、やせ我慢を張ってでも、残った3個のおにぎりに感謝する訓練をしよう。チルチル・ミチルが青い鳥を見つけたのは探し回った森の中ではなく、探し疲れ、たどり着いた我が家の鳥かごの中だったのだから・・・ (この残ったおにぎり3個は、今あるがままの与えられた生命の比喩的表現です)  


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